プロダクトマネージャーという職種

渡米して3週間が経ちました。

もう思いのほか忙しく、あっという間の5月だった。。渡米前は、しっかり勉強しようとか、授業以外にもいろいろな活動に取り組もうとか考えていたものの、実際のところ、新しい環境に体が慣れるだけでも手一杯で、それに授業が相当ペースが速くて大変です(1年制プログラムなので、授業のペースが速いのは仕方ないのだけれど)。。

*

コーネルテックでの生活ですが、毎日本当に刺激的で楽しい環境です!クラスメイトは割といろいろなバックグラウンドの人がいて、一番多いのは、テック系企業(大企業からスタートアップまで様々)でプロダクトマネージャーを経験してきたという人。

それから、起業経験者もすごく多い。日本だと、スタートアップで働く人や、すでに起業してある程度自分の会社をスケールアップさせることに成功している人が、MBAに行くという私のようなパターンは、周りにいなかった。けれど、コーネルテックでは、同じような経験をしてきた人が沢山いる。そんな印象です。

MBA的なコンサルや投資銀行を経験してきて、ある日ふと思い立ってスタートアップがしたくて自分で起業しました、あるいはデベロッパーに転身しました、みたいなユニークな経歴の人が多いです。

一方、コンサルや投資銀行出身者で、テック業界・テック系の職種は未経験という人も一定数いるのですが、彼らもやはりMBA後にはテック業界での就職をしていて、たとえば「ファイナンスの経験を生かして、FinTechのスタートアップで活躍したい」とか、「コンサルティングファームで、テクノロジー分野を専門にやっていきたい」みたいな人たちです。

*

さて、米国に来て、というかコーネルテックに来て、意外だなと感じたことは、プロダクトマネージャーという職種への注目度合いです。

日本では、プロダクトマネージャーというと、アマゾンや楽天のような、大企業での職種というイメージが強くて、私はあまり興味が持てなかった。というのも、アマゾンのようなMBA採用で多くの人がめざすようなルートで就職をしても、インターネット業界のスタートアップならではのわくわく感はもう味わえないと思っていたし、かといって日系企業に就職をして、長時間労働の職場(女性が働きにくい職場)で仕事をするのも、どうしてもしっくり来なかったので。

米国でも、数年前までは、プロダクトマネージャーというと割と大企業寄りの仕事で、スタートアップでは「プロダクトマネージャー」専任のポジションはそこまで多くなかったようですが、最近はスタートアップでも「プロダクトマネージャー」のポジションを設けている企業が多く、コーネルテックの学生の間でも、大変人気のある職種です。

MBA卒業後にスタートアップのプロダクトマネージャーとして数年経験を積み、それから自分で起業することを希望している学生もすごく多いです。(すなわち、プロダクトマネージャーを経験することで、経営・起業のスキルが身につくと考えている模様。)

*

それもそのはずで、米国のスタートアップにおけるプロダクトマネージャーって、すごく裁量が広くて魅力的な職種とされてるのです。そして、最近の傾向としては、昔ほどMBAだからとにかく評価されるという訳では全くなく、学位で言うならSTEM系の方が重宝されている模様。その意味では、コーネルテックは理系の要素も強いプログラムなので、プロダクトマネージャーをめざす人にとっては相性が良いのでしょう。

最近、なるほどなと思ったツイートをご紹介します。SlackのNYC本社で働くNoah Weiss氏の発言。長いので、一部のみ抜粋。

 

プロダクトマネージャー

 

プロダクトマネージャー

プロダクトマネージャー

 

長文ではありますが、プロダクトマネージャーという職種が「ミニCEO」と表現されてしまうほど、重要視されていることがわかります。

ちなみに東京にいる頃は、カスタマーサクセスという職種も注目が集まっているように思っていたけれど、米国ではそこまで盛り上がっていない印象。機会があれば、カスタマーサクセスについて、別の機会にじっくりまとめてみます。