お金のかかる決断を正当化する理由

今週はサンフランシスコから戻り、DigitaLatestという団体が主催する、デジタルマーケティングのイベントに参加。このDigitaLatestの主催者が、コーネルテックでデジタルマーケティングを教えている経緯があって、本来であれば$3,000の受講料を免除いただけることに。とても運が良かった。。。

 

各社スタートアップや大企業でデジタルマーケティングを担当される方のお話はとても刺激的で、また米国と日本では傾向が異なるというのもあり、本当に業界未経験者になったつもりでじっくり学ばせて頂きました。

たとえば、スナップチャットというと、日本では本当に10代とかの若い人がメインで使用しているイメージだったのですが、米国では30代でも約半数がスナップチャットを使用しているらしい(全然ピンと来なかった…)。あと、ポッドキャスト広告なども最近は流行してきているので、デジタルマーケティングのプロとして今後も事業経営を行っていく上で、本当にUSの最新動向をもっと勉強し続けなくてはと思い知らされた。

 

*

 

さて、細かい話はさておき。今回のイベントで、たまたま日本人で参加されている方が一人いらっしゃって休憩時間に少しお話しさせて頂いたのですが、私が「現在、コーネルMBAに在学中でして」といった話をしたところ、「そんなにお金のかかる決断ができるなんて、本当にすごいですね」と言われたこと。

「有名校に入学できてすごいですね」といった類の(表面的な)よくあるお世辞ではなく、「お金のかかる決断ができるなんて、すごいですね」というリアクションを面と向かってされたのは、今回が初めて。しかも結構、本心から真顔で言われたから、自分の中でぐっと来た。そう、言われてみてふと気が付くものの、MBA留学って本当にお金がかかる決断。

でも、お金がかかる、という意味では確かにMBAは高い買い物ではあるものの、私はとても良い経験だったと思う。だって、お金のかかる決断は、リスクをとって何かを決断するということだし、(たとえ周囲から見たら些細なことであろうと)大胆に挑戦するということだし、こうしたお金のかかる決断をすることで、人生の方向性を変えるきっかけになるとも思う。

 

私の場合は、MBA以前にすでに自分で会社を経営していたので、「USのMBAに行って、XXという分野について学んで理解を深めて、△△といった方向性で事業をやっていきたい」みたいな志望動機でUS MBAに来ていて、結論としては渡米してからの数か月間で当初の目標は大いに達成できているので、本当に素晴らしい経験だったと思っている。NYCやベイエリアで色々な人にあって、ここまで興味ある分野にお金と時間を投資して思いきり学ぶ機会なんて、日本にいたら(あるいは会社員だったら)普通にないから。

でも、「コンサルに転職したい」のような、割とMBA生として金太郎飴的な理由でMBAに来る人もいるし、動機は正直何でも良いと思う(要は、本人が納得いく理由ならなんでも良いと思う)。

 

ちなみに私の中では、今年MBAに行くという選択肢は、ずっと’Plan B’ という位置づけだった。どうしても米国にいきたいとか、MBAに行きたいとか、そんな拘りは決してなく、むしろ他のキャリアステップの方を優先して考えていた。コーネルテックを受験した理由は、US MBAで唯一1年制で、なおかつテック業界にフォーカスしたプログラムだからだった。(その他の理由は、今思えば割と後付けだった。ちなみにNYUにもTech MBAという1年制プログラムがあるものの、今年出来たばかりなので、プログラムの充実度は圧倒的にコーネルテックの方が良かった。)

結果的には、今自分が一番学びたいことを集中的に学べる環境に来れたので、これで良かったのだと思っている。コーネルテックの良さも、US MBAの環境の良さも、実際に来てみなくては分からないことばかりだった。

 

なので、これからMBAや大学院留学などを検討している方へ、お伝えしたいことは、お金のかかる決断は本当に素晴らしいものだということ。留学に限らず、事業経営などについても同様ですが、リスクを取らないことにはリターンは大きな得られません。思いきって学びたいことに投資してみる決断が、後の人生の豊かさを深めるものと考えています。