Design Sprintsという考え方

7月末にイサカでの1セメスターを終え、8月からはNYCでの新生活。不思議なことに、NYCに戻ってきた途端、「帰ってきた」という安堵感でいっぱいだった。今までニューヨークで生活したことなんてなかったのに。。

 

マンハッタンでの暮らしは、1年前には想像すらできなかった。それでも、マンハッタンはかつて暮らしていた香港に似ている。狭い土地で沢山の人が行き来する感覚、街の雰囲気などが香港にどこか似ているため、私はとてもしっくりくるので暮らしやすい。

ちなみにニューヨークは、ロンドンにも似ていると以前感じた記憶がある。私はきっと、都会での暮らしが理屈抜きで好きなんだと思う。
※ちなみに写真は、新居からの眺めです。ぜひみなさん遊びにきてください!

 

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そして遅ればせながら今読んでいる本は、Sprintという本。

米国では今、プロダクトマネージャーという職種が流行っていることもあり、Design SprintsとかDesign Thinkingとか、「プロダクトを開発するために役立つ思考」がとにかく流行っている印象がある。Design Sprintsというのは、ざっくり言うと「5日間で新製品のアイデアを上手くまとめるにはどうしたら良いか」という思考法で、以下のように5日間で何をすればよいかが具体的に紹介されています。

 

Design Sprints

 

日本語だと、邦題タイトルだと、SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法 として、「よく分からないが、Googleの偉い人が書いた仕事術の本」という括りで認識されているのですが、これはすっごくミスリーディング。

なぜなら、米国で流行っているプロダクトマーケティングの概念をすっ飛ばして翻訳だけされていて、本来のDesign Sprintsの考え方が全然読者に伝わっていないから。米国ではDesign Sprintsの考え方は、あくまでもプロダクト(製品)をGrowさせるためのオポチュニティの見つけ方であったり、チーム運営や戦略立案に関する思考法として認識されており、プロダクトありきの発想なので。こうした発想の根底をすっ飛ばして、「仕事術の本」としてよくあるビジネス書として括られてしまっているのはとても残念です。
(ちなみに、日本語版は読んでいないのですが、アマゾンのレビューのみ確認しました。)

 

Design Sprints

 

このような感じでホワイトボードで議論しましょう、といったことが紹介されています。

ちなみにDesign Thinkingに関しても共通する点ですが、アメリカ人って何でもかんでも、付箋を用意してホワイトボードに張り付けていく形式のディスカッションが好き。MBAのクラスメイトとのディスカッションの場でも、必ずといっていいほど付箋とホワイトボードを用意してくる誰かがいて、このような議論の仕方をしています。なぜだろう。高校や大学の頃からみんなこういう議論の仕方を習うのか、ただ最近の流行りなのか。

そう、だからこそ日本語版のアマゾンのレビューを眺めていると、物凄く違和感を感じる点が多々ある。。「Googleの仕事術はさすが」みたいなレビューを見かける度、「いやいや、これはGoogleどうこうじゃなく、アメリカ人だから。。」って突っ込みたくなる。

 

そしてSprintという本の著者によるポッドキャストも。まだ少ししか聴いていないものの、英語のスピードがゆっくりで聴きやすいのでおすすめです。