米国で話題の格差是正系サービス/慈善事業

米国のスタートアップ界隈で間違いなく流行っている事業の一つは、「格差是正系」の事業。

具体的には、ロースキル/ミドルスキル労働者の人たち向けのジョブマッチングサービスであったり、若年層向けのテクノロジー分野の教育支援であったり、低所得者層向けの資産運用の教育支援サービスであったり、貧困層の子どもにプログラミングを教えるようなボランティア活動であったり。。格差是正系の事業がトレンドになっていて、枚挙にいとまがない。

 

たとえば、Strive Talentという会社は、ロースキル/ミドルスキルワーカー向けのジョブマッチングサイトを提供している。AIを活用したマッチングシステムが特徴。ちなみに、こうしたジョブマッチングサービスは今流行りの事業で、大手のコンサルティングファームなども同様の事業を手掛けていたりする。Strive Talentの事業については、Tech Crunch でも取り上げられていて、社会貢献性の高い教育ビジネスとして注目を集めている。

 

Zoomdojo という会社も、教育ビジネスという意味では同様に、若年層向けの就職サポートを手がけていて、サイトを見る限りぱっと見普通のインターンシップ募集サイトではあるのだけれど、実は幅広い事業を手掛けている。そして、Mashableのインタビュー記事を見て、創業者の人の熱意がなんだかすごいなと思った。女性向けのスタートアップ支援も行っているらしい。

 

コーネルテックでも、ニューヨークという立地を生かした慈善活動が活発に行われている。たとえば、K-12というボランティア団体(コーネルテック内のクラブ活動のようなもの)では、ニューヨークの貧困層の子ども向けに、プログラミングを教えるなどの慈善事業を行っている(5~13歳くらいの子どもが対象)。

ちなみに、日本人・非エンジニア出身の私からすると、「別にプログラミングを教える以外にも、貧困層の子どもを支援する方法はいくらでもあるのでは?(というかむしろ、他の支援の方が優先するのでは?)」なんて思ってしまうのが本音だけれど、コーネルテックでは、テクノロジー分野の知識を身につけることが、貧困層の子どもの経済的自立を促すものと考えているようだ。

 

というか、コーネルテックに限らず、「子どもにプログラミングを教える」という慈善事業は、今ニューヨークで物凄く流行っている。たとえば、Mouseという団体。「子どもにプログラミングの知識を教えることで、自信をつけさせてあげよう」みたいなことが、理念の一つとして謳われている。

私個人としては、子どもが自信をつけるための手段=プログラミングを学ぶこと、っていう決めつけが良く分からないし、なぜここまでニューヨークの人たちが、プログラミング知識やSTEMにこだわるのか、正直言って良く分からない。。だって、いくらSTEMが優勢な学位であったとしても、数学やプログラミングが苦手な子どももいるわけで、学問に優劣をつけず、子どもたちには好きなことを学ばせてあげればいいのに、、とか思ってしまう。(たぶんこれは日本人的発想。)

 

結論としては、米国のスタートアップ界隈のトレンドや、ニューヨークで流行りの慈善事業のトレンドは少しずつ理解できるようになったものの、彼らの思考を完全に理解するには程遠い、そんな状況。教育関連の事業は興味ある分野の一つなので、今後もトレンドを追っていきたい。