自分でキャリアを選ぶということ

あと一週間で、今学期も終了する。これでMBAのカリキュラムも3分の2を終えることになる。そして気がつけば、卒業まで半年を切っていた。本当に早すぎる。。

 

卒業後は、ニューヨークと東京を行き来する働き方を実現し、米国での事業経営を行う予定でいる。MBAに来て最初の頃は、もし米国での起業が難しそうなら、普通に東京に戻って会社員をする選択肢も一応は考えていた。就職活動のことも、多少視野に入れていた。

けれども途中から、米国で事業経営をするという選択肢は、思いのほか簡単で、現実的であることに気がついた。そして、自分でやりきると決めた瞬間から、多くの人がサポートしてくれるということに、気がついた。

世界は、思っているよりもシンプルで、自分の意思で何とでもなるものだと思った。

 

MBAの一番の収穫は、やはりネットワークだったと思う。米国のスタートアップコミュニティに簡単にアクセスできるネットワーク、コーネルの卒業生ネットワーク、教授やクラスメイトのつながりで人を紹介してもらえるネットワーク。そうしたものは、MBAでなくては手に入らないものだった。

コーネルMBAの良いところは、MBAのクラスサイズは小さく、スモールコミュニティを重視している一方で、アイビーリーグである総合大学が母体となっていること。コーネルテック自体は少人数制のプログラムである一方、ジョンソンの2年制MBAはもちろんのこと、MBAだけでないコーネル大学のネットワークにもアクセスできるのは大変有難い。

 

昔から、いつか海外の大学で学びたいと思っていて、ずっと憧れていた。

若い頃は、家庭環境を理由に諦めなくてはいけないことが沢山あって、学部から留学することは無理だったし、小学校から塾通いをしたり、中学受験をできるような人たちがとても羨ましいと思っていたけれど、そうした世界が、私にとってはずっと遠い世界だった。

けれども、親の経済力が大きな影響力を占める日本での受験と異なり、MBAは私のような普通の人でも、自分の意思だけでチャレンジできるものなので、日本からもっと多くの人がチャレンジすればいいと思う。スコアが厳しいから、といった理由で諦めるのは本当に勿体ないと思う。

 

最近読んでいるのは、コーネルテックの教授・Karan Girotra の The Risk-Driven Business Model: Four Questions That Will Define Your Company という本。彼は昨年、INSEADから引き抜かれてコーネルにやってきた。Harvard Business Reviewでも沢山記事を書いていて、私はとても気に入っている。

彼の良いところは、超マイペースなところ。INSEAD仕様の緑色のプレゼン資料で、今もコーネルで授業を展開している。ほかの教授は皆、コーネル仕様の赤いテンプレートに変更しているのに。。(それでもINSEADのロゴは、さすがにスライドから外している。)

そんな愛嬌ある彼の性格が、個人的には結構好きだ。起業のプランやビジネスモデルについても、教授に気軽に相談に乗ってもらえる環境が、本当に有難いと思う。

 

The Risk-Driven Business Model: Four Questions That Will Define Your Company