MBA受験で日本人が失敗しがちなこと

先日、コーネルMBA日本人在校生の仲間と一緒に、アプリカントの方向けにウェビナーを開催しました。私がコーネルに来てよかったなと思うことの一つは、間違いなく、日本人コミュニティが居心地いいこと。

 

コーネルMBAの今年の在校生は、私も含めて計4名。今年はたまたま皆年齢が近いこともあり、ゆったりした大人のサークルという感じ。皆、マイペースに生きていて、好きな人生を生きているから、こんなにゆったりしているのだと思う。20代で若くきゃぴきゃぴした感じの人とか、就職活動を本気で頑張っている人が、一人もいない。爆

頑張らなくても、今までのキャリアがあるし何とかなる。そんなゆったりした雰囲気が、きっと私に合っているのだと思う。

 

さて、この時期になって(11月末)日本人アプリカントの方々とやりとりをしていて、気が付いたことがある。それは、日本人のアプリカントの中には、CVの作り込みが甘い人が多すぎる、ということ。

コーネルはランキングで言えばUS Top 10レベルの学校で、すごくトップスクールという訳ではない。そのため、「GMATでいうと、とりあえず700点くらい取れていれば誰でも受かりそうな学校」として認識されていることが多いと思う。この時期になると、コーネルが最初から第一志望という方だけでなく、GMATが取れなかったけれど、それでも駄目元で出願してみるという方や、志望校のランクを下げて、コーネルも受験してみようという方も増えてくるように思う。

 

一方で、在校生の視点からすると、テストスコアって唯一数値化できる要素なので分かりやすいものの、それが全てではないというのがある。たとえば、私の同期日本人は、ビデオエッセイのクオリティがとても高い(実際に見せて貰った。今はアプリカントの方限定で公開しているそう。興味のある方はお問い合わせください~)。

こうした情報は一見表に出ないため、分かりにくい。

私が感じるのは、CVの作り込みが甘い故に、キャリアプロフィールが弱いと判断されてしまう方が多いように思えること。たとえば、以下のような感じ。

 

  • 会社名や部署名の説明文が長すぎる、実際の実績についての記載がなさすぎる。あるいは、部門で扱っている金額を記載してるけれど、書き方として、「それは会社のアピールにはなってるけど、個人としての実績のアピールじゃないよね」といったもの。
  • 実績を記載すべき部分で、Passiveな単語を使っている。たとえば、Participateなど。
    →小手先のテクニックで言えば、せめてManage、Conduct、Achieve、Implementのような強めの単語を使用するべき。
  • 個人としての実績をアピールするための表現の工夫が弱い。
    →これも小手先のテクニックにはなるけれど、たとえば大企業の大きな部門で働いている人であっても、個人として何か成し遂げた経験を記載するときに、with entrepreneurial mindsetのようなアントレ風の表現を入れることで、自主性をアピールしやすくなる。こうした工夫が足りないと感じる。。

 

ほかにも細かなことは色々あるけれど、特に転職経験のない日本人の方は、CVの作り込みの甘さゆえに、他国の留学生と同じ土俵で競争する際、不利になりがちではないかと思う時がある。

 

MBAに実際に来てみて思うことは、US校の留学生枠(特に私費)はとても厳しくなってきているということ。インド人や中国人は、普通に皆GMAT750とか取ってきている。そんな中、「とりあえず平均のGMAT700点はとれているから、これで大丈夫かな」と、アプリケーションの他の要素で手を抜いてしまうのは、非常にもったいないと思うのです。

コーネルに関して言えば、テストスコアには比較的寛容なので、スコアが低くても合格している人も沢山いるのですが、その人たちがどのようなプロフィールで、エッセイやCVのクオリティがどのレベルか、というのは見過ごされがちなので、特に日本人でキャリアの浅い人・ずっと日本にいて転職経験のない人は、もっと留意したほうが良いと思う。

自分が受験したときに全て出来ていた訳ではないけれど、数多くのアプリカント対応&就職活動で周りのクラスメイトのCVを見ている中で、感じたことです。