MBAで学ぶジェンダー論

MBAの授業で驚くことの一つは、ジェンダーをトピックとした授業・ディスカッションの機会が本当に多いこと。

 

最近の授業では、収入の男女格差がなくなるのに、202年かかるという TIMEの記事を授業で扱っていて、さすがに人生100年時代でも、これは酷い状況なんだなと思ったし(※日本だけなく、世界全体のデータ!)、

日本では女性の管理職がG7でも最低だという記事が、日経新聞にでていた。

 

日本に比べたらずっと女性の登用が進んでいるアメリカでさえ、まだ男女格差はなくなっていない。その社会問題を解決すべく、色々な組織が動いていて、声高に女性登用を進めている時代なのに、日本が世界でもかなり異常に遅れていることを実感させられる。。

MBAの授業でいいなと思う点は、単に男女の収入格差などのデータを分析するだけでなく、どうしたら女性一人ひとりが改善に取り組んでいけるか?といった点に落とし込んで学べることだと思う。

要は、収入に男女格差がある、というデータだけを眺めていても、変わらない。それは交渉力を身につけることであったり、男性との発想・視点の違いを学ぶことであったりする。(女性の方がRisk Avartな人が多く、現状をそのまま受け入れてしまいがちである、といった傾向など)

 

収入を上げる・社会的評価を高めるという意味では、将来日本で働くことを考えている女性にとって、MBAという切符は良い選択肢であると思う。

「米国トップスクールMBA」という肩書は、それ自体は一見価値が低いように思えても、それは多くの日本人男性にとって、簡単に手に入らないものであり、多くの人が諦めてしまうものだったりする。

 

ちなみに、現在CornellでWomen Leading in Tech という授業を教えている、Michelle Duguid の動画は以下。授業では毎回、女性管理職(もしくは起業家)のゲストスピーカーを招聘してディスカッションしたり、ケースでジェンダー論を学んでいく。

授業で面白いなと思ったのは、「格差」というのは実は男女間だけの問題ではなく、男性の中にもあるのだということ。統計によると、背の高い男性の方が、背の低い男性よりも収入が高いことが分かっているなど。

今日は、アマゾンのHRで要職につく卒業生を呼んで、大企業におけるInclusion & Diversityなどについて、議論していた。Cornellに着任後のものが見つからず、以下は彼女の前職時代のスピーチ。