MBA受験と進学先選び

最近、MBA受験を終えられた方で、「進学先について迷っている」というご相談を頂く機会が増えました。進学先を選ぶ基準について、私なりの考えをご紹介しようと思います。

 

入学してから意外と大切だったこと

これは良く聞かれるポイントですが、私の場合は、「卒業後のキャリアに直結した分野の勉強ができること」が今になって振り返ると最も重要なことでした。

 
実際に在学中の学びが大きかったというのも勿論ありますが、就職活動にあたり、Cornellへ進学を決めた理由・在学中の学び・企業への志望動機を上手くつなげられたことが、米国での現地就職を実現する上では大きな成功要因となったと思っています。
(といいつつ、卒業後の進路についてはまだ考え中。。)
 
米国トップスクールMBAという肩書自体は、ある程度のランキングの学校であれば(US Top 20など)、就職活動にはそこまで大差がないかな、というのが実際に就職活動を少し経験した上での感想です。
 
日本人は特に、受験時にランキングを考慮する人が多いものの、日本人受験生が思うほどには、どの学校へ進学しても大差はないと感じました。
 
MBAという肩書や学校のブランド力も、結局は就職活動におけるアプリケーションの一部に過ぎないためです。
 
これは逆に言うと、ランキングやブランド力が多少低い学校へ進学したとしても、その学校に決めた理由(キャリアに直結する分野の学びなど)が明確であれば、就職活動で高い評価を得ることが可能だということ。
 
たとえば、私のクラスメイトでも、Cornellよりランキング上位の学校(Wharton、MITなど)も合格したものの、あえてCornell Techを選んだ、といった人たちもいます。アメリカは学歴社会ではあるものの、偏差値主義社会ではないというのが、面白い点だと思います。
 
もっと言うと、学歴社会のアメリカであっても、MBAが人生の全てではあり得ないし、MBAなしでも大きな実績を上げている若手優秀層も数多くいると感じています。
 
 

ランキングに固執しすぎないこと

学校のランキングについては、毎年・数年単位で変動するものなので、固執しすぎないことを個人的にはお勧めします。
 
日本人は特に、米国の学校についての情報が限られているためか、ランキングでどの学校が上か下かを議論したがる人や、学校のブランド力のみに固執してMBA受験をされている方が多いような気がします。
 
けれども、今進学先について迷っていて、たまたまこのブログにたどり着いている人には、そのような人たちと同じレベルで張り合うのではなく、ぜひもっと視点を高く持って欲しいなと思いました。
 
これは特に、今まだ20代の方にお伝えしたいのですが、5年後、10年後という視点で将来・人生設計について考え、MBAをキャリアの一環として捉えることをお勧めしたいです。その上で、他の条件が同程度であれば、より興味分野や卒業後の進路にマッチした学校を選ばれると良いと思います。
 
今まで「優秀な人」としてキャリアを歩んできた人も、実際にMBAに進学した後は、自分と同じくらい勉強が得意で、活躍してきた同世代の人が、数多くいることに気が付くと思います。
 
そして、地頭の良さや英語力・スキルの高さ等だけでアドバンテージを得られるのは、せいぜい20代のうちだけだということに、いつか気が付く日が来ると思うのです。
 
(そんなことはなく、ずっと勝ち馬に乗り続けられる人もいるかもしれませんが。)
 
周囲の人たちとの競争や比較という視点を超えて、30代以降の人生を見据え、どのような仕事をしていきたいか、どのような社会的インパクトを与えられる人になりたいか、という視点で持たれた上で、卒業後のキャリアを見据えた学校選びをされると、より良いのではないかと、相談に乗っていて感じました。
 
あくまでも私なりの考えです。
 
ちなみに、住環境などについては私は気になりませんでした。人によっては住環境が重要事項であったりしますが(特にお子さん同伴で留学される方など)、私は海外どこであっても柔軟に対応できるタイプの人間のため、全然気にしませんでした。
 
今回は、真面目な留学ブログ風の記事でした。