Andrew Yang氏講演会レポート【2020大統領選】

そういえば先日、2020年大統領選に出馬表明をしている、Andrew Yang氏の講演会に参加してきた。

Andrew Yang氏は民主党からの候補で、米国民全員を対象としたベーシックインカム導入を主張している点がユニーク。彼の主張には、今後あらゆる産業においてオートメーション化が一層進み、失業率が一気に上昇、その結果自殺率が急上昇するだろうという前提がある。

要は、自殺率が急上昇して社会問題になる以前に、ベーシックインカム($1,000/月)を導入して米国民に必要最低限の生活を保証しようというもの。

 

ニューヨークではトランプ政権反対派が多数を占めるためか、会場内は熱気に包まれ、殺気立っていた。講演そのものより、会場内の雰囲気を体感する方が貴重な経験だった。

 

The War on Normal People: The Truth About America’s Disappearing Jobs and Why Universal Basic Income Is Our Future

 

Andrew Yang氏の本も非常にお勧め。本の内容は、米国経済・社会問題についての分析本である。

面白いなと思ったトピックは、「アメリカでは今後、シングルマザーがより増えるだろう」という予測。米国では現在、女性の高学歴化が進んでいて、男性よりも女性の大学・大学院進学率の方が高い。

けれども、高学歴女性はパートナーに対して自分と同等以上の学歴を求める傾向にあるため、結婚相手を見つけられない女性がより増えて、シングルマザーを選択する女性が増えるだろうという主張。

日本だったら、シングルマザーよりかは独身で居続ける選択をする人の方がずっと多いと思うから、斬新な分析だなと思った。しかしながら彼の本では、パートナーのいない女性が、いったいどうやって誰の子どもを授かるのかという点までは言及していない(気になるところなのだが)。

あと、高等教育についての分析も面白かった。Couseraなどオンライン教育が盛んになっている今でもなお、リアルの大学・教育機関が重要であるという内容。詳しく知りたい方は、本を読んでみてください。

 

※しっかり並んでサイン本もゲットしてきました。

Andrew Yang