8 days to go

そういえば明日、ついに卒業式だった。

 

うちのプログラムでは、卒業式が2つある。NYCキャンパスの卒業式と、イサカでのコーネル大学全体の卒業式。明日は、NYCキャンパスの卒業式で、来週にはイサカでの卒業式を控えている。

イサカでの卒業式には、私の両親も来る予定。エンパイアステートビル、自由の女神、そして9.11追悼博物館。いずれも普段こちらにいると決して行かない場所だけど、今は両親のために入念に調べている。

 

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卒業式を控えてなぜか、心にぽっかり穴があいた感覚に陥っている。

それは、私にとってずっと羨ましく、思い焦がれて憧れていて、どんなに頑張っても手に入らなかったものを、一つずつ削ぎ落して手放していく感覚だった。

夢を見ていた20代の頃と異なり、今は、より地に足のついた、現実的な目標だけを追っている。いつまでも夢ばかりを見ていてはいけない、30代はそういう年代だと思う。

 

本当は、努力の結果、自分で手に入れてきたものも沢山あるはずなのに、それだけでは満足できない、いつまで経っても羨ましくて憧れてしまう、何かがあった。

けれどもふと振り返った時は、もう周りには誰もいない。かつて私を見下していた誰かや、私を馬鹿にした誰かは、もうずっと遠い世界の住人になっていて、結局どこへ行っても一人きりだと気が付く。

そんな感覚。

 

いつでも高い目標を掲げることが全てではない、頑張り続けることが全てではない、無茶したりせずに、もっと自分を大切にする時間を持ち続けたいと思った。

それがきっと、今近くにいる大切な人を、大切にすることに繋がると今なら思う。

 

もう必要のない「過去」を、一つずつ削ぎ落し、今の生活や今周りにいる人だけを、大切にしようと思った。