ザ・フォーミュラ

 

最近読んだ本で印象的だったのは、ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」という本。

大学受験時に、Harvard大学で合格に至らず他校に進学した学生と、Harvardに進学した学生の間で、卒業後の収入にどのくらい差がつくかといったデータについて、卒業後数十年間という期間に渡る研究結果が紹介されている。

結論としては、どこの大学に進学しようと、その人が「大学受験時に受からなかった大学に進学した人」と、卒業後の収入においては全く差が付かないことが明らかになっている。

これはHarvardに限らず、他の名門大学についても同様の結果である。要は、Ivy Leagueなどで合格に至らず、地方の州立大学に進学した場合も、卒業後の収入は本人の努力次第、そしてセルフイメージの置き方次第であり、大学によっては差が付かないことが明らかになっている。

 

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最近海外MBAドットコムというサイトから他校へ進学される知人の体験記を偶然発見することがあった。

一般的にこの手の体験記は受験終了後間もない時期に執筆されていて、まだ留学前で気分が高揚している中で執筆されるだろうから、傍から見たら、体験記というよりただの自慢だったり、他校に対して失礼に値するのではないか、と思う文章表現も中にはあったりする。

※これは特定の方への批判ではなく、一般的な傾向として、印象を受けていることです。

受験終了後間もない頃だから、「私がこんなに凄い努力をしたから、結果的に報われました!万歳!」という書き方をする人が多いのは仕方ないと思う。

けれど、受験生本人が忘れているだけで、その人が合格を辞退をした学校の在校生・卒業生も、その人のために時間を割いて色々な努力をしていたり、結果的に合格に至らなかった学校でも、在校生・卒業生に時間を割かせているケースは多いように思う。

受験生の方が「このくらい、やって貰って当たり前」と思っていることでも、いざ自分が運営側に回ると、如何に大変であるかに気が付く・・・

 

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一方で、進学先の学校のランキング・知名度如何に関わらず、「XX学校では合格に至らなかったが、在校生の先輩にお世話になった」といった体験記の書き方ができている人は、人間性がしっかりしていると思う。

この人だったらきっと、どこの学校へ進学しようと卒業後に良いチャンスを掴めるだろうと思う。

実際、ザ・フォーミュラ 科学が解き明かした「成功の普遍的法則」という本によると、卒業後の収入データには、受験時にその人が受からなかった学校に進学した人と、いずれにせよ差が付かない。

 

MBAの価値が、昔に比べると相対的に落ちてきている時代、、、

表現を換えると、MBAの価値も多様化している時代だからこそ、人としてどう在るべきか、といった点にもっと焦点を当て、人間性を高める努力をしていきたいと改めて思いました。