私の好きなスコット・ギャロウェイ

以前もこのブログで紹介したことのある、スコット・ギャロウェイさんについてです。

彼の著書は、the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 などが挙げられますが、彼の何が凄いかって、キャリアアドバイスが本当に素晴らしい点です。

 

今、改めて彼の本を読み返しています。

 

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たとえば、「あなたのスキルを高く評価してくれるところへ行く」といったアドバイス。

より具体的に言うと、「あなたのスキル(職種)を高く評価してくれ、昇進しやすい業界・組織を選びなさい」といったこと。

たとえば、グーグルならエンジニア。しかし、ダイレクトコンシューマー向けのメーカーなら、ブランドマネージャー(エンジニアはメーカーでは出世できる職種ではない)。GAFAをテーマに扱う本の中で逆説的かもしれないものの、スコットさんは、皆がみんな、大企業に就職するのがいいですよとは、決して言っていない。

むしろ、殺虫剤とか地方の鉄鋼業とか、一見誰もやりたがらない分野で活躍する方が、大きく成功し易いというのがスコットさんの主張である。

(とはいえ、彼の主張について理解することは出来ても、「それなら自分は殺虫剤の分野で仕事をしてみよう!」と割り切って決断できる人は少ないですよね。)

 

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元々、マーケティングのバックグラウンドであった私は、最近、ダイレクトコンシューマー領域への転身を決めたところだった。

昨年、私がMBAを卒業してから転職した1社目の会社は、BtoBのテクノロジー企業(の日本法人)であった。結果的には、US本社がどんなに成長企業であろうと、BtoB企業の日本法人へ就職したのは、失敗であった。

マーケターが昇進しやすい組織・業界を選ぶべきだった、というのが最大の反省であり、失敗だった。

BtoBプロダクトを扱う外資系企業の日本法人では、やはり営業が中心の組織のため、どんなに頑張ってもマーケターは補佐的な役割にしかならない。

また、外資系企業の「日本法人」へ就職するには、アメリカ人が執筆したビジネス書等では決して描かれていない、別の注意点があることも事実。機会があれば、別途注意点についてまとめてみたいと思う。

 

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以前、スコットさんの本を読んだときには、全く違う点が印象に残っていたのに、時間を置いて本を読み直すと、全く違う点が心に響いたりするので、不思議な気がして。。

どんなに本を読もうと、あるいは人から直接話を聴こうと、その時々において、その人にとって本当に必要な言葉しか、響かないようになっているのかもしれない、と常々思います。