Dot. Battersea

MBA留学を経て、30代からのライフシフトを画策する過程を綴っていくブログ。女性のキャリアに役立つ情報発信。

Category: テック業界

更新

2019-07-222019-07-22テック業界, 日記, 起業

突然ですが、LinkedInでブログ執筆を開始しました。

最初の記事を書き上げてみて思うことは、「やっぱり何事も、最初の一回目が一番時間がかかるし、苦労するな」ということ。

記事を書いている途中で、自分の英語表現力の拙さに何度も不安を感じ、それでも最終的には、自分で書き上げた文章(引用部分は除く)を、そのまま更新することに決めた。

高額なエッセイカウンセラーを利用すれば、もっと綺麗な英語表現で仕上げられることは分かっているけれど、それだと時間もお金もかかるし、何より自分の文章力が伸びない。

 

 

 

最初の一回目なので、文章力もクオリティもまだまだ自分の中で100%納得というレベルには達していないけれど、今後、回数を重ねる中でもっと向上していきたいと思います。

英語運用力という意味では、私はスピーキングよりもライティングの方が遥かに得意ではあるものの、それでも周りのアメリカ人と比べると、自分の文章力が稚拙過ぎて情けない・・・

MBAと、海外勤務時代をあわせるともう何年もライティングの勉強をしてきたつもりが、何をしていたんだろうと虚しくなったりする。

 

ですので、私の英語記事をご覧になった方が、「この程度の英語力で米国で働いたりできるのか!自分にもできそう!」とポジティブに捉えてくださったら嬉しいです・・・笑

今後、このブログは日本語ブログとして暫く継続する一方、LinkedInでは英語ブログを日々更新していきたいと思います。

乞うご期待を。

日記

就職先としてのスタートアップ

2018-08-232018-10-27テック業界, 米国MBA1 Comment

マンハッタンのUpper East Side で、いつも一人でいくカフェがある。

カフェのお姉さんは無愛想ながら、しょっちゅう足を運ぶ私のことを覚えてくれていて、スコーンやマフィンをサービスしてくれたりする。いつもこの場所で、ぼんやり過ごすことにひたすら専念し、ささやかな幸せを噛み締めている。

 

*

学生の間では今、スタートアップにいくことが凄く流行っている。

コーネルテックのCSの学生と話していても、スタートアップで働くか、大企業であっても新規事業系の仕事をしたい人が凄く多い印象を受けている。先日、某社のシアトル本社でのインターンから帰ってきた学生と話していたら、少し前ならワークライフバランス重視のリテール部門が人気だったらしいけれど、今ではAlexaを扱う新規事業部門(ただし労働時間は長め)が人気とのことだった。とにかく新しいことに挑戦していきたい、そんな意気込みのある人が想像以上に多い気がする。

 

テック業界で働く上では、企業で働くにしろ、独立して働き続けるにしろ、技術を理解できて、企画やマーケティングができて、データ分析もできる。そんなスタートアップ環境で通用するジェネラリスト人材になることが、今の世の中では最低限必須とされている。その上で、何か武器となる専門性が必要で、それが人によってはFintechであったり、Health Techであったりする。

 

米国MBAに来ているアジア人(主にインド人・中国人)は、びっくりするくらいに母国市場への期待値が薄いのか、自分でビジネスを立ち上げるにしても、企業で働くにしろ、母国のマーケットを武器に戦おうとする人が少ない。まあ、インド人・中国人については留学生の人数も多いので、今更母国マーケットを扱うビジネスを始めても、遅すぎるということなのかもしれない。要は、みんなアメリカ人と同じ土俵で競いたがる。

 

今、一緒に暮らしているルームメイトはコーネルテックのCSの大学院生(インド人女子)で、学部ではUC Berkeleyでコンピューターサイエンスを学んでいたらしい。彼女の弟も、今StanfordでやはりCSを学んでいるらしく、インド人の間ではとにかくCSが流行っているとのことだった。こういう優秀な子たちが、将来を担っているんだなと、遠くから他人事のように眺めている感じ。彼らは卒業後に米国に残ることが前提なので、STEM Extensionのビザ目的で留学してきている面もあるものの、とにかくインド人のSTEM信仰は半端ないと感じている。

 

さて、こんな世の中ではあるものの、私はマイペースに自分のビジネスを成長させていくことに、これからは専念していこうと思う。私は日本人なので、マイペースに日本市場を扱うビジネスを今後もやっていきたい。

MBAは、何か専門性を身につけるには期間も短く中途半端な学位であるものの、CSの学生と一緒に学んだり、技術も多少は学べる・学ぶきっかけを得られるという意味で、そんなに悪くない選択肢だったなと今は感じている。

しかし新学期が始まり、想像以上に授業は楽しいものの負荷も大きくて、本気で勉強しようと思っているといつまで経っても予習も何も終わらない。もう少し、最近学んだことをまとめたいけれど、また次回に。。

 

 

 

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コーネル・テックテクノロジー

米国で話題の格差是正系サービス/慈善事業

2018-08-212018-08-21テック業界No Comments

米国のスタートアップ界隈で間違いなく流行っている事業の一つは、「格差是正系」の事業。

具体的には、ロースキル/ミドルスキル労働者の人たち向けのジョブマッチングサービスであったり、若年層向けのテクノロジー分野の教育支援であったり、低所得者層向けの資産運用の教育支援サービスであったり、貧困層の子どもにプログラミングを教えるようなボランティア活動であったり。。格差是正系の事業がトレンドになっていて、枚挙にいとまがない。

 

たとえば、Strive Talentという会社は、ロースキル/ミドルスキルワーカー向けのジョブマッチングサイトを提供している。AIを活用したマッチングシステムが特徴。ちなみに、こうしたジョブマッチングサービスは今流行りの事業で、大手のコンサルティングファームなども同様の事業を手掛けていたりする。Strive Talentの事業については、Tech Crunch でも取り上げられていて、社会貢献性の高い教育ビジネスとして注目を集めている。

 

Zoomdojo という会社も、教育ビジネスという意味では同様に、若年層向けの就職サポートを手がけていて、サイトを見る限りぱっと見普通のインターンシップ募集サイトではあるのだけれど、実は幅広い事業を手掛けている。そして、Mashableのインタビュー記事を見て、創業者の人の熱意がなんだかすごいなと思った。女性向けのスタートアップ支援も行っているらしい。

 

コーネルテックでも、ニューヨークという立地を生かした慈善活動が活発に行われている。たとえば、K-12というボランティア団体(コーネルテック内のクラブ活動のようなもの)では、ニューヨークの貧困層の子ども向けに、プログラミングを教えるなどの慈善事業を行っている(5~13歳くらいの子どもが対象)。

ちなみに、日本人・非エンジニア出身の私からすると、「別にプログラミングを教える以外にも、貧困層の子どもを支援する方法はいくらでもあるのでは?(というかむしろ、他の支援の方が優先するのでは?)」なんて思ってしまうのが本音だけれど、コーネルテックでは、テクノロジー分野の知識を身につけることが、貧困層の子どもの経済的自立を促すものと考えているようだ。

 

というか、コーネルテックに限らず、「子どもにプログラミングを教える」という慈善事業は、今ニューヨークで物凄く流行っている。たとえば、Mouseという団体。「子どもにプログラミングの知識を教えることで、自信をつけさせてあげよう」みたいなことが、理念の一つとして謳われている。

私個人としては、子どもが自信をつけるための手段=プログラミングを学ぶこと、っていう決めつけが良く分からないし、なぜここまでニューヨークの人たちが、プログラミング知識やSTEMにこだわるのか、正直言って良く分からない。。だって、いくらSTEMが優勢な学位であったとしても、数学やプログラミングが苦手な子どももいるわけで、学問に優劣をつけず、子どもたちには好きなことを学ばせてあげればいいのに、、とか思ってしまう。(たぶんこれは日本人的発想。)

 

結論としては、米国のスタートアップ界隈のトレンドや、ニューヨークで流行りの慈善事業のトレンドは少しずつ理解できるようになったものの、彼らの思考を完全に理解するには程遠い、そんな状況。教育関連の事業は興味ある分野の一つなので、今後もトレンドを追っていきたい。

テクノロジー

中国企業から学ぶこと

2018-08-192018-08-19テック業界No Comments

米国にいて肌身に感じることの一つは、中国企業の勢い。今、米国で「アジア」というと、それは紛れもなく中国を指しているように思う。

先日、ベイエリアでスタートアップ関連のイベントに参加した時には、中国発のブロックチェーン企業や、AI関連企業の活躍を目の当たりにしてきた。中国本土からわざわざイベントのためにやってくる中国人が沢山いて、英語力にハンデがあっても何故か長時間、堂々としゃべり続けられる彼らのプレゼン力は凄いなと思ったし、本当に勢いがあった。(一方で、日本発スタートアップの活躍は一切見聞きしなかった)。

 

そして今日ふと目にした、Why Western Digital Firms Have Failed in ChinaというHBRの記事では、Google, Yahoo, eBay, Amazon, Groupon, そしてUberといった米系企業が、中国市場の進出にことごとく失敗してきた事例が紹介されている。特に最近の事例で面白いなと思ったのはUberの事例で、中国市場進出にあたり、散々事前準備に投資してきたにもかかわらず、結局中国の地場企業には勝てなかった、という話。こうしたグローバル事業系の話題になると、5年前や10年前なら日本の事例が紹介されていたのにな、と思いながら読んでいた。

 

本来は日本企業が地位を誇っていた自動車産業でさえ、Self-driving Car の話題になると、もはや日本企業の社名が挙がることはほとんどない。WSJの最近の記事、Late to the Driverless Revolutionでは、唯一、トヨタの社名について言及されているのだけど、ほんの数行。それも、最近になってやっとトヨタがシリコンバレーでのAI事業への投資について発表した(今まで決断を渋っていた)、という内容のみ。要は、日本企業って、本当に決断が遅すぎるし、事業展開のスピードが遅すぎるのだ。。

ちなみにこのWSJの記事では、自動車業界におけるAI事業でのビジョナリーとされる人たちがインタビューされているのだけど、ここでは日本人は登場していない。ヒュンダイに完全に先を越されてしまっている。日本企業は大丈夫なのだろうか。

 

日本人として、こうした状況は危機だなと思う一方、私個人はこれからもっと、時間をかけて中国企業について学んでいき、彼らから学んでいかなくてはと思っている。

たとえば、私が今注目している会社の一つが、PingWestという北京発の会社。サンフランシスコにもオフィスがあり、中国市場と米国市場のいわば橋渡し役として、コンテンツのローカライゼーションにとどまらず、幅広い事業展開を行っている。このPingWestという会社について、今個人的に非常に興味を持っていて、研究している。

日本人でも、個人事業主レベルから中小企業という規模感で同様の事業を営んでいる人を何人かは知っているけれど、ここまで大規模な事業展開に成功している事例はないように思う。

 

日本人として、米国にいながら日本市場への橋渡し役としての仕事がしたいと思っていたけれど、ここへきて、まず学ぶべきことは、「中国企業から学ぶこと」に尽きるような気がしているのだ。という訳で、中国企業について学んだことを、今後少しずつブログでも発信していきたいと思います。

 

An image by: hbr.org

テクノロジー

米国MBAで学ぶテック業界(1)

2018-08-162018-08-16テック業界, プロダクトマネージャーNo Comments

ニューヨークでのテックスタートアップ関連のコミュニティは数多くあって、私も今まだ開拓中ですべてのコミュニティを体験したわけではないのですが、当ブログでは、おすすめのコミュニティや、良かった学習ツールなどをご紹介していきます。

 

Product That Count によるイベントはとてもクオリティが高く、驚きました。イベント会費は25ドル位かかるのですが(一か月前に申込みをしておけば無料)、NYCのテック企業でプロダクトマネージャーとして活躍する人たちが数多く参加しています。イベントで出会った常連参加者の知人も、「Product That Countによるイベントは、業界経験者向けでクオリティが高い」と言っていました。

コミュニティの特徴としては、スタートアップで活躍している人が多いことと、アジアや欧州から来ている参加者の外国人比率が高いことです。こうした外国人がどういう人たちかというと、たとえば「ベルリン発のスタートアップのプロダクト統括者で、米国市場開拓を任されてやってきている」といった感じの、シニアマネージャーとかプロダクトヘッドといった役職の人が多い印象です。

そのため、参加者同士の交流においても十分刺激的な話を聞くことができるし、テック業界における人脈形成という意味では、とても良い印象です。シリコンバレーやシアトル、ロンドンでもイベントが開催されているようです。私はニューヨーク以外のイベントには参加したことがないため、他地域についてはわかりません。

 

一方、Product School という団体も頻繁にイベント開催を行っています。こちらはまだ参加したことがないものの、どちらかというと、業界未経験者向け。ただ、イベントの開催頻度はとても高いので(ニューヨークだけでも週一とかで何かやっている)、とりあえず参加してみたい人には良いかも。

オンラインのウェビナー(無料)も頻繁にやっているようなので、業界未経験からプロダクトマネージャーを志したい人、未経験者としてテック業界について学んでみたい人には良さそうです。

 

ニューヨークに来てから、テック業界で働く人たちと、とにかく数多く会っているのですが、プロダクトマネージャーやその他マーケティング関連の職種の人も、今は本当にみんなプログラミングを必死に学んでいる。もともとプロダクトマネージャーという職種は、STEM出身が多くて、特にCS出身の人が大多数という印象ではあった。

けれど、そうでない人も沢山いて(私のように)、仕事をしながらSQLやPythonやAPI周りのことを学んでいった、という人もやっぱり沢山いる。在学中に、もっと本格的に技術のことを学んでおかなきゃと思い、来週から始まる秋学期の授業に向けて、履修計画を立て直しているところ。

 

※ちなみに言うと、プロダクトマネージャーやその他テック系の職種において、個人的には一番重要なスキルは、やっぱりPeople Managementのようなふわっとしたソフトスキル系の方だと思っている。

とはいえ、こうしたソフトスキルは、テック業界とかプロダクトマネージャーに限ったことではないため(要はどの職種・業界であろうと重要とされる)、ここでは説明を割愛しています。

プロダクトマネージャー

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Ayumi Suzuki

MBA @Cornell Tech→テクノロジー業界の片隅で細々と生きています。日本国内の#MeTooムーブメントを仕掛けること、30代女性のキャリアについて情報発信することを目標にしています。詳細プロフィールはこちらへ。

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