コーネルMBA留学ブログ

コーネル大学ジョンソン経営大学院のコーネルテックについてご紹介します。MBA留学ブログ2018 ‐ 2019年度版。

Category: 米国MBA

コーネルMBA

【告知】コーネルMBAイベント(2019年9月)

2019-09-012019-09-13コーネル・テック, コーネルMBA, 米国MBA

今回は珍しく告知です。

9月中、これからMBA受験を予定される方向けに、イベントを複数開催します。もし偶然このブログをご覧になられた方で、ご都合のつく方は、是非ご参加ください。

(ちなみに写真は、昨年のアゴス夏祭りです。)

 

  • Hass, Cornell, Ross, Darden 合同説明会 9/14(土)開催
    ※アドミッション担当者のほか、複数の卒業生が参加予定。

  • Cornell MBA アドミッションオフィサーによる説明会 9/15(日)開催
    ※アドミッション担当者のほか、Class of 2012の卒業生(講演者)、Class of 2016や2019が参加予定です。

  • Cornell MBA 在校生・卒業生によるウェビナー 9/21(土)開催
    ※現役在校生主催のウェビナーです。全国各地及び海外からもご参加いただけます。

 

最近、このブログでも「コーネルMBA」関連の記事がアクセス数がとても伸びており、これから受験をご検討される方向けに、少しでも情報提供ができればと思っています。

9月14日・15日のイベントには私も参加予定です。

私からは、Tech MBAのことはもちろん、2Year MBAでのテック関連の授業や、プログラム間の学生の交流機会など、よくご質問頂く内容を中心に、ざっくばらんにお話しさせて頂ければと思っております。

また、コンサル出身の卒業生も参加予定です。(卒業生体験談はこちらへ。)

 

また、今年度はTech MBAには日本人在校生はいないものの、2Year MBAの在校生が日本人在校生サイトに体験談をアップデートしています。

今年出願予定の方は、あわせて参考にされてください。

コーネルMBAは、日本人在校生の人数が少ないものの、人数が少ないからこそ、在校生活動には、全員で協力し合って在校生サイトの運営やイベント企画を毎回行っています。

(とはいえ、日本人コミュニティには強制参加ではもちろんなく、適度なゆるさが大変心地よい・・・)

私自身、良い歳になって、まるで中高の部活動のような連帯感のあるコミュニティを得られるとは期待していなかったため、ジョンソンの温かい日本人コミュニティにはいつも大変感謝しています。

 

受験生の方が、どうか偶然このブログを見てくださっていますように・・・((>_<))

MBA留学US MBAコーネル・テックコーネルMBA

Happiness Advantage

2019-08-172019-08-17コーネルMBA, 米国MBA, 読書

私の好きな本で、ショーン・エイカーの The Happiness Advantage: The Seven Principles of Positive Psychology that Fuel Success and Performance at Workという本がある。

※日本語版は、幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論として出版されています。

 

 

*

この本の中で、気に入っている言葉。

If we study merely what is average, we will remain merely average.

要は、平均値ばかりに捉われている人は、所詮Outlier(はずれ値)に行くことはできず、「平均」の域に留まって生きることになる、といったニュアンス。

 

これはMBAの就職活動などにも当てはまりますよね。「MBAの平均給与が・・・」などと言っている人は、せいぜいその学校の「平均」とされる域までしか行けなくなってしまう。

これは周りを見ていても思います。

というのは、何もMBA卒業直後の就職で平均を大きく上回る就職した方が良いということではなく、より長期的な視点で、より自分の目標に適う意思決定をしている人の方が、5年10年というスパンで見た時、多くのものを手に入れているように思う。

あくまでも私の一個人としての考えです。

 

周囲に捉われることなく、どれだけ自分の目標だけにストックになれるか。日々の習慣を徹底できるか。そんな基本的なことを、いかに大切にできるか。

私の尊敬する友人で、現在も会社員をしながら自分で複数の会社経営もしている人がいる。

彼女の習慣は徹底的に目標達成に集中していて、凄い。フェイスブックやインスタグラムは基本的に見ないし、テレビも持たない。日々エクササイズや勉強・読書の時間をしっかり確保し、家族や大切な友人との時間は、何があっても別途確保する・・・

そんな基本的な習慣こそが、世の中におけるOutlier(はずれ値)に将来的になることに繋がるのだと思っていて、私も今では、毎日の「習慣」こそを大切にすることに心がけている。

ショーン・エイカーの本は、高校生か大学生の頃に出会いたかった。日本語版は翻訳がやや堅苦しい印象を受けるので、原著で読むのがお勧めです。

 

※※※MBAブログから話は逸れてしまいましたが、以下お知らせです。

「Cornell MBA 在校生・卒業生によるウェビナー」のお知らせ (9/21土)

私は今回都合がつかず参加できないのですが、2020年度出願へ向けて出願準備中の方へ、コーネルMBA在校生・卒業生がウェビナー企画を実施します。

ふるってご参加ください。

US MBAコーネルMBA日記読書

MBAからのスタートアップ就職の現実(1)

2019-08-152019-08-16日記, 海外就職, 米国MBA

MBAからのスタートアップ就職の現実について、綴ってみたい。

 

私は今、ニューヨークを拠点に複数のスタートアップと仕事をしている。要は、米国内の現地のスタートアップと契約を結び、報酬面の交渉含め、プロジェクト毎に全て自分で取引を行っている。

ちなみにここで言うスタートアップというのは、投資ラウンドで言うとシード~シリーズBくらいの取引先が多い。業界は拘っている訳ではないものの、テックスタートアップが中心となっている。

そこで一体どのような仕事をしているかというと、「日本市場への本格的な展開はまだ先で、今は先行投資として日本向けのマーケティングを開始している」といった状況の会社を対象に、日本向けのマーケコンサルを行うことが多い。

※一応補足すると、ユニコーンレベルの企業になると、日本法人として既に大人数の社員を抱えていたり、東京拠点で正社員を募集しているケースが多い。だから意図的に会社規模のターゲットをこのように選定している。

 

*

しかしながら・・・自分で選んできた仕事とはいえ、一番精神的に厳しいなと感じるのは、クライアントがなかなか自分の実力やサービスの価値を理解してくれないケースも多々あるということ。

というのも、私が今付き合っているクライアントの多くは、「今回が初めての日本市場展開で、今まで日本人のスタッフを抱えたことがない・日本人と一緒に仕事をしたことがない」というケースも多々ある。

そこでどのような問題が発生するかというと、クライアントが、「ネイティブ日本人の専門スキルのある人材で、ニューヨークのネイティブアメリカ人と対等に英語でコミュニケーションを取れる人材」の希少価値を全然解かっていないケースが往々にしてあることです。

電話口にニューヨーカーの早口英語でまくし立てられ、対等に反論できている私の英語力は、日本人としては結構高い方だと思うのだけれど、彼らにとっては英語力など「当然のスキル」であるため、評価されるポイントとならない。

生まれ育ちが米国の白人の彼らには、私の努力をまるで解かって貰えない・・・

かといって、日本語が解らない彼らにとっては、「私のネイティブレベルの日本語力や日本語の文章力を評価して欲しい」などと言っても通じない訳だし。

だから毎回の交渉が、時に大変骨の折れる作業であった。

 

*

とはいえ、仕事の契約がとれるというのは、まだかなりマシな状況であると認識している。

この点は、MBAの効果(米国内の名門校の学位)が大きかったと思う。もし、MBAなしで日本から直でやって来て米国で起業したところで、個人で勝負してクライアント獲得まで漕ぎつけるのが、もっとずっと大変だったろう・・・

 

兎にも角にも、会社員という立場が、いかに楽であったかを痛感させられる、そんなMBA卒業後の三か月間だった。

要は、何事も経験を通じてしか学べない・・・

(次回へ続きます。次回はMBAからの日本国内のスタートアップ就職について。)

 

※※お知らせ※※

9月14日にCornell、Darden、Haas、Rossの4校で合同説明会を実施します(東京開催)。私は現在スケジュール調整中で参加できるかまだ分からないのですが、これからMBA受験をご検討される方は是非ご参加ください。

⇒ Cornell, Darden, Haas, Ross合同説明会 9/14(土)開催
※海外MBAドットコムさんにて告知頂いています。

US MBA日記

MBA卒業後の勉強

2019-07-142019-07-14日記, 米国MBA

以前から感じていたことではあるけれど、、

MBA受験の「合格体験記」あるいは「MBA卒業後の進路」についてネット上に書いている人は多数いる一方、「MBA卒業後の勉強」について書いている人はほぼいない。。

なぜだろう。理由の一つは、受験の合否結果や、就職活動でXX社から内定を貰いました、のような短期的スパンでの結果が見えにくいものだから、というのがある気がしている。

 

*

MBA卒業後の二か月間は、『習慣』や『成功の法則』について数多く本を読み漁り、「MBA卒業後の新しい生活について、より良い習慣を形成すること」に労力と時間を費やす期間だった。

この期間は、特に自営業で仕事をしている私にとっては重要だった。「会社」という強制力がない分、生活のリズムを日々の習慣を、全て自分で創っていかなくてはいけない。

そんな危機感があった。

 

たとえば、私が習慣としていることの一つに、「起床後の一時間と、就寝前の一時間は、一切のメールチェックやSNSの閲覧を行わない」というものがある(余程の緊急事態は除く)。

この習慣を取り入れたのは、すごく良かった。メールチェックやSNSの閲覧を行わない代わりに、モバイルアプリでFTやWSJの最新記事をチェックしたり、読書したり、一人でゆっくり考え事をする時間に充てている。

とても生産的に過ごせるようになり、気づいた時には、なぜもっと早くこの習慣を始めなかったのだろう?とすら自分で思えてくるから不思議。。

朝早く起きて、コーヒーを飲みながらFTやWSJの最新記事を読んで、英語の勉強をして、それからゆっくり仕事を開始して、メールをチェックするのはそれから。そんな生活のリズムが、今は心地よくなってきている。

 

*

勉強方法としては、私は仕事に関連する分野の本・サイトを読むことに、毎日一定の時間を割くことにしている。

中でも気に入っているサイトは、hbr.orgで、ハードコピーとソフトコピー両方を活用している。じっくり理解したり、専門用語もあわせて覚えたい場合は、面倒がらずに紙にコピーして書き込みながら読み進めることにしている。

一方、hbr.orgの良いところは、記事の文中からの外部リンクがしっかり設置されていること。記事を読みながら背景知識も理解しやすい点が便利で、業界の動向などをざっくりと学びたい時は、手持ちのラップトップから記事を読むことにしている。

 

*

最近常々思うこととしては、学び続けることって、本当に日々の習慣の積み重ねでしかない、ということ。

FTやWSJ、あるいはhbr.orgのような英文も、「習慣」として毎日読んでいる分には全く難しいものではなく、SNSのタイムラインを眺めるかのように、難なく文章を読み進められる。

でもこれが、半年とかブランクが空いてしまうと、再開することへの心理的ハードルが上がってしまう気がしている。日々、洋書で読書するというのも同様。

だから止めないことにしている。とりあえず「習慣」としてコツコツ続けていくことが、短期的な結果として目に見える成果に繋がらなくても、きっと長期的には大きな成果につながる。

 

*

私がMBAに来て良かったなと思えたことの一つは、「スタートアップ創業者などで、社会的に凄く成功していると言われている人たち」に気軽に会えるチャンスに恵まれたことだった。

私が影響を受けたスタートアップ創業者の一人は、学部もMBAもハーバード卒で、米国社会の中でも絵に描いたようなエリートだった。

でも、彼の話をよくよく聞いてみると、学校名があるから成功したのでは決してない、表からは見えにくい果てしない努力が、成功につながる習慣が、きちんとあることが分かる。

そう思うと、本当に学歴って飾りでしかないなって気が付く。。

 

*

短期的な視点で人生の勝ち負けを競い合うのではない、もっと長期的な視点を持ち続けた先に、きっと大きな成功がある。

 

今はそんな気がしている。

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雑感

2019-06-202019-06-20コーネル・テック, コーネルMBA, 日記, 米国MBA

ようやく生活が落ち着いた今になって、言えることがある。

 

一年制MBAで留学に来て、一年間で卒業単位もしっかり取得して、ビザ準備を進めて、起業準備を進めるのは本当に大変だった。そして、ビザ等の色々な準備を進めながら、勉強も妥協せずにしっかりやらなくては。

と思うと本当に本当に大変で、私は想像以上に苦労してしまった。

その間、プライベートでも色々な変化があったり、忙しかったり、悩んだりすることもあって、ここへ来て、今になってやっと生活が一段落。。

目標にしていた地点にはまだ程遠く、とんとん拍子で物事が進むことより、「実際に目指してみると、想像以上に道のりが長く、時間がかかってしまった」と思うことの方が多かったりする。

大多数の日本人MBAが、入学時点で「アメリカで就職したい」と言いつつ、結局日本に帰国してしまう人が多いのも、今なら頷ける。

 

*

忙しすぎて、MBAという選択も、正直良かったのかどうか分からないまま過ごしていたけれど、最近、所属している起業家コミュニティで友人からアドバイスされることがあった。

それは、「せっかく良い大学を出ているのだから、自己紹介のプレゼンやピッチで、コーネルMBAって表に出した方が信頼獲得に繋がるよ」というアドバイスだった。

私は、日本人的発想で、今まで(聞かれてもいないのに)自分から出身校を名乗るのって、何だか気恥ずかしい気がして敢えてしたことがなかった。

でも、卒業してから少しずつコーネルのブランド力やネットワークに恩恵を受ける機会が、思いのほか沢山あることに気が付いて、MBAって決して悪くはなかったのかもと思った。

 

*

在学中は勉強などが忙しすぎて、OB会などに行く機会もなかった。

けれど、Cornell Johnsonは今、EMBAとフルタイムMBAなどプログラム間の交流や、MBA以外のコーネルコミュニティとの交流など、色々なネットワーキング機会をMBA学生向けに提供しようと努めている。

昔、海外勤務時にお世話になった三田会も良いコミュニティだったけれど、ニューヨークで働くようになり、やっぱり海外大学のコミュニティは格段に素晴らしいなと感じるようになっている。

普通に過ごしていればコーネルコミュニティだけでも十分に充実していて忙しくって、日本人コミュニティからは気づけば足が遠のいていた。

 

卒業してやっと生活が落ち着いた今、一年制の米国MBAという選択肢は、コスパという意味で結構良かったのかもと思うようになっている。(在学中は起業やビザの準備等が大変すぎて、二年制MBAの方が良かったかも、とか思う時期もあった。。)

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