Dot. Battersea

MBA留学を経て、30代からのライフシフトを画策する過程を綴っていくブログ。女性のキャリアに役立つ情報発信。

Tag: MBA受験

40 days to go

2019-04-152019-04-15MBA受験, 日記

いつだったからか、「運を高めるためには」「波動を高めるためには」といった本を沢山読むようになっていた。

私は、手放しにリスクを取り続けている訳ではないし、いつも最低限のリスクヘッジをした上で、心が前向きになれる捉え方のコツ、高い波動を保ち続けるためのコツ、といったものを今も学び続けている。

そうでもしなくては、起業して自分で売上を立て続けるという覚悟を持つことが出来なかったし、わざわざ今さら私費でUS MBAに来るという選択も、できなかったように思う。

 

ちなみにMBAについては、欧州やアジアの学校はまた事情が違うかもしれないけれど、USは本当に「私費で来る日本人女性」が珍しい。希少人種もいいところ。

みんな、US校は受験難易度が高いと敬遠してしまったり、学費が高すぎるとか、勘違いしているように思う。実際には、女性に関しては受験難易度は男性ほどではないし、学費も大抵奨学金が付くので、もっと多くの人が挑戦すれば良いと思うのだけど。

 

*

私の好きな作家、浅見帆帆子さんの本は中でも素晴らしくて、物事が上手く進まないときの捉え方のコツを、スピリチュアルだけに頼ることなく、上手く解説してくれている。

「一見物事が上手くいかないときでも、長期的に見て、その人にとって最善のことが起きている」という。そう思いこむことで、本当に現実がそうなっていく。

そんな至極当然のことが、帆帆子さんの本を読むことですっと心の中に落ちてくる。

 

あなたは絶対! 運がいい3 誰でも思い通りの人生を生きている

 

本当は、泣きたい出来事も沢山あって、けれども、辛い時でも決して自分一人で生かされている訳ではないし、もっと大らかな気持ちで日々を過ごせるようになろうと思って、この一年間を過ごしてきた。

強くありつつも、温かい人でいたいと思って、そんなことをぼんやりと考えて過ごしていた。

 

なんだか、MBA留学ブログと称しつつも、留学中もずっと日本語の本だけ読んで過ごしてる人みたいに、なってしまったかも。

MBA受験日記

私が米国MBAをお勧めする理由

2019-03-062019-03-06MBA受験, コーネルMBA, 米国MBA

今学期に履修している授業で、Managerial Reporting という授業があり、すっごく勉強になっている。その名の通り、企業内でのレポートシステムやレポートの書き方について学ぶ授業で、毎回重たい課題があり、レポートを提出させられる。

授業の課題で、Peer Reviewなるものがあって、毎回他の人が書いたレポートにフィードバックをしたり、クラスメイトから自分のレポートについてフィードバックを貰う機会がある。コーネルのEMBAでも同一授業が開講されていて、人気授業になっている。

Tech MBAに来て感じることは、Traditional MBAとテクノロジー業界は、時に対極にあるかのように、分けて議論されることも多い。

けれども、たとえばアマゾンは大企業の中でもレポーティングシステムの非常に整った会社であるたとえテクノロジー分野で働くとしても(例:プロダクトマネージャー)、MBA的なファイナンス・アカウンティングの知識を以って、レポーティグスキルを習得していることは必須になっている。

 

*

このような、「ごく普通のMBAっぽい、しかしながらソフトスキルを学ぶ授業」が、もしかしたら一番身になってるかもしれない、とも思う。

私は今まで、米国の大学・大学院で学んだ経験がなく、MBAで初めて米国に来た。その中で感じたことは、アメリカ人のネゴシエーションスキルやレポーティングスキルは、本当に素晴らしいということ。

文章の書き方が綺麗であることはもとより、簡潔な文章の書き方で、けれども的確に自分の意見を伝え、文章をまとめるスキルは、米国のMBAに来なくてはここまで高いレベルで習得できなかったと思う。(というか、今も学んでいる最中なのだが。。)

 

*

もうすぐ卒業だけれど、MBAは素晴らしい経験だった。この歳になって、フルタイムで学生をする経験も、良かったなと思う。

夕方は、アプリカントの方とお話しして、MBA受験のことや、MBA在学中の就職活動のアドバイスなどを考えていた。私がアドバイスできる立場では決してないのだが、自分のことはさておき。

思うことは、米国上位校はきっとどこへ進学しても、プログラム内容がしっかりしていると思う。アプリカントの方からは、「授業形式は、ケースとレクチャーの割合がどのくらいですか」などと聞かれることも多いものの、「正直言って、どちらにも当てはまらない」授業も多い。

Managerial Reporting のように課題重視で実践的な授業や、少人数でのディスカッション形式の授業、あとはグループワーク中心で企業担当者を巻き込んで新規事業を立案する形式のものなど、満遍なくカリキュラムが練られているなと感じている。

まあ、授業料が高いので、プログラム内容がしっかりしていなかったら、MBA各校も生き残れないのだろうけれど。

 

*

あと、米国で就職を希望する場合は、ランキングや知名度が多少低めの学校であっても、絶対にUS校に進学した方が良いということ。MBAのブランド力は、やっぱりロケーションに左右されるところが大きい。日本で知名度の低い学校であっても、本当に進路の希望に適っているのであれば、どこへ進学しても大差ない気がする。

具体的には、US Newsのランキング(Bloombergでも良い)でTop 20くらいまでの学校なら、キャンパスリクルーティングの機会も充実しているし、就職活動の土俵に乗るという意味では、米国内で十分ブランド力があるように思う。

進学先について迷っている人向けのアドバイスをまとめたいと思ったけれど、また別記事に。

MBA受験MBA留学US MBAコーネルMBA

Cornell MBAの特徴

2019-02-022019-02-09MBA受験, コーネル・テック, コーネルMBA, 米国MBA

ここのところ授業が忙しすぎて、土曜日は思いきり休息をとってしまった。

 

今学期は最終学期であるものの、私の所属するコーネルテックは1年制のため、平日+土曜日含めて今学期は週6で授業がある。平日は、朝9時~4時くらいまで授業で、自宅に戻って予習・復習してると、気が付いたら勝手に深夜になっている。。そんな毎日です。

 

Digital Marketing Intensive コース紹介

私は現在、コーネルMBAでDigital Marketing Intensiveというコースを履修している。このコースについては、BUSINESS BECAUSEなどのメディアでも度々紹介されていて、米国トップスクールの中でも新しい取り組みとして注目されている。

授業内容というと、実務家である教授のレクチャーに加え、ゲストスピーカー・会社訪問・企業との共同プロジェクトなど、豊富なコンテンツが用意されていて、やっぱりお金をかけてMBAに来た甲斐があったなぁ!と心から思う素晴らしい授業内容だった。本当に良かった。

LinkedInやTwitterなどのNYCオフィスを訪ね、現場の社員の方からお話を伺う機会があるほか、ゲストスピーカーによるレクチャーも、最新のデジタルマーケティングのトレンドを踏まえたものばかりで、本当に勉強になる内容だった。

 

Digital Marketing Intensiveの教授・Michelle Greenwaldは、ブランドマーケテイングやイノベーション分野に強い実務家。Cornell Johnsonのほか、NYU SternやColumbiaでも教鞭をとっていて、いずれも人気授業になっている。

米国内のスタートアップやFortune 500とった大企業とのコネクションが強く、学生にネットワークを提供できるほか、ゲストスピーカー等の実践的な授業コンテンツを提供できていることも、人気の理由である。

私自身は、MBA以前もずっとデジタルマーケティングの業務を行ってきたものの、経験業界や得意分野には偏りがあったため、Michelleの下で勉強することで、ブランドマーケテイングの基礎や、大企業におけるマーケテイング戦略の基礎を徹底的に鍛えられた。

すごく大変だけど、本当に勉強になるコースです。Digital Marketing Intensiveのコース自体は、20人弱の少人数制の授業。MBAの授業としては本当に少人数で密度の濃い授業で、日本の学部時代のゼミを思い出す、、

 

 

Cornell  MBAの特徴をまとめると

Cornell MBAは、日本のアプリカントの方から見たら、日本語の情報量も少なく、ランキングがそこそこ高い割に、地味な学校というイメージが強いと思う。(日本人がそもそも少ないため、サイトを更新したり人が限られているのです・・・涙)

でも、実はサステナビリティやソーシャルアントレプレナーシップといった分野にも注力していて、他のUSトップスクールとは大きく差別化を図っているし、入学してくる学生にも特徴がある。この辺りは、細かく書き出すと字数が長くなってしまうため、また別記事にまとめたいと思う。

US上位校の中では、他のトラディショナルなMBAとは異なる環境・授業を提供することに学校としても努めていて、とても良い経験ができる環境が整っていると感じている。

 

今から今シーズンの出願・あるいは翌年以降の出願を検討される方もいるかと思うので、どなたかの参考になれば幸いです。

MBA受験US MBAコーネル・テックコーネルMBA

US MBAの1年の振り返り【2018】

2018-12-202018-12-20MBA受験, MBA留学, 米国MBA1 Comment

そういえば、一年前の今頃は出願準備をしていた。

 

元上司に推薦状を依頼したり、エッセイを準備したり、GMATの勉強をしていた。出願を決意した時期も遅かったし、年末年始はまったく実家にすら帰らずに勉強していて、出願の直前、1月初旬にGMATを受験し、そのまま勢いで出願したんだった。

本当は、GMATで680とか取れなかったら、コーネルMBAへの出願は止めようと思っていた。

 

けれども、元上司に先に推薦状を依頼・提出までして貰ってた手前、「スコアが取れなかったのでやっぱり受験止めました」なんて言うのが恥ずかしくなって、もう仕方ないし、結果はどうでもいいか!爆

とか思って、結局スコアが取れないまま出願したんだった。

「スコアが取れなかったのでやっぱり受験止めました」と報告するよりかは、「精一杯努力したけれど、実力が至らず合格できませんでした」って報告する方が、推薦状を書いてくれた元上司にも、ちゃんとした言い訳になるかなと思って。

(※英語堪能な日本人上司に、推薦状作成を丸ごとお願いして大変な手間をかけてしまっていました。)

 

結局、合格してからも留学するかどうかをすごく悩んでいたし。

それは、私にとって、「一度、軌道に乗った事業を手放す」決断が本当に大きいということだった。MBAを卒業後、もう一度自分で事業経営をするとして、それからクライアントをゼロベースで集客することは、並大抵のことではないと思っていたので。

 

一年も経つと、すっかり忘れてしまっていたけれど、今の環境で学べることは本当にありがたいと思う。

私のブログを読んでいる人の中には、「米国MBAってM7以外は留学する価値ないじゃん」とか、「US Top10とか別に大したことないくせに、何この人堂々とブログ書いてるの(笑)」みたいに、批判的にとらえる人や、私のことを馬鹿にしている人もいるかもしれないと思う。

けれども、今思うことは、長らく社会人を経験した後に、勉強できる環境に来れるということが、素晴らしかった。

 

それに、MBAって結局はキャリアの一環なので、ランキングや知名度で周りから「大したことないじゃん」と思われようと、自分のキャリアに沿った選択をすることが、一番大切だと思う。周りからの批判とかは、気にする必要ないです。 

 

※ちなみに、受験する前から「米国MBAってM7以外は留学する価値ないじゃん」とか言ってるような人は、何年もMBA受験浪人をダラダラ続けた挙句、留学自体を諦めてしまう人が多いような気がする(特に私費)。私は関係ないから、どうでもいいけれど。

 

※MBAと関係ないですが、ニューヨークでのイノベーションについても以下にまとめています!

 

NYで学ぶイノベーション

MBA受験US MBA
ウェビナー

在校生ウェビナーを開催しました

2018-09-17MBA受験, コーネルMBA, 日記2 Comments

この三連休で、コーネルMBAの日本人在校生・卒業生でウェビナーを開催しました。

以前から、ウォートンやブース、ケロッグなどのUS他校のように、定期的にウェビナーを開催できたらいいよねと話してはいたのですが、近年はコーネルMBAでは日本人在校生が1~2名ということもあり、なかなかそこまで手が回っていなかったのです・・・((>_<。))

そこで今回、コーネルMBAとして初めての試みでウェビナーを開催してみたのですが、初の開催にもかかわらず、こんなに何十名もの方にお申込をいただき、在校生・卒業生一同で涙して喜んでいました・・・(企画当初、1人も申込者がいなかったらどうしようか?と、仲間内で話していたくらいなので。)

 

私からは、主にテック分野のお話をさせて頂いたのですが、コーネルMBAでは、今本当にテックが人気で、2年制MBAでも、エンジニア出身とか、テック系企業のプロダクトマネージャー出身、あるいは戦略コンサルでテクノロジー分野の経験者、といった人が増えている傾向にあります。(テックが人気なのは、US MBA全体の傾向ではありますが、ここまでテック志向の強い学生を集めているのは、コーネルMBA独特な気がします。)

※具体的な統計とかではなく、あくまで肌感覚なのですが。

一方で、学校としてもテックに関心のある学生を広く集めようとしていて、これは日本人に限らない傾向ですが、テック分野で実績のある人や、コーネルMBAに対する強い熱意のある人(テックに限らず、ホテル業界とかも同様)は、テストスコアや英語力に多少ビハインドがあっても合格しているケースが多数見受けられます。

ランキングや知名度で同レンジとされる他校(たとえばミシガンロスとかYaleとか)とは、全然違う特色があり、コーネルMBAはUS MBAの中でも本当にユニークな学校です。

ですので、スコアメイクが大変だからUS校は諦めよう、などと最初から諦めたりするのでなく、是非多くの方に挑戦していただきたいなと思っています。

 

今回は初のウェビナー開催で、いろいろ反省点もあったので、12月の開催時には、もっと手際よく、もっと有意義な情報提供ができるように進めていきたいなと思いました。コーネルMBAの日本人在校生・卒業生は、人数が少ないながらにも、マイペースに仲良くまったりとした人間関係です。ウェビナー開催のために祝日に時間を割いてくれる卒業生の先輩方の存在も心強かったです。

日本人同士で、まるで中高の部活動のような一体感や結束力をもてるのは、やっぱり人数が少ないからこその恩恵でもある気がしました。MBA留学自体は、日本人の友人を作るために来ているものでは全くありませんが、こんな副産物が得られるのも、ありがたいです。

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Ayumi Suzuki

MBA @Cornell Tech→テクノロジー業界の片隅で細々と生きています。日本国内の#MeTooムーブメントを仕掛けること、30代女性のキャリアについて情報発信することを目標にしています。詳細プロフィールはこちらへ。

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