Dot. Battersea

MBA留学を経て、30代からのライフシフトを画策する過程を綴っていくブログ。女性のキャリアに役立つ情報発信。

Tag: MBA留学

アゴスMBA夏祭り 2020

2020-07-202020-07-21MBA留学, コーネルMBANo Comments

このブログを果たして受験生の方が見てくださっているのか謎ですが、アゴスMBA夏祭り 2020に参加します。

 

私のブログに辿り着く方の大半は、MBA関連の記事やコーネルMBAの情報を求めて来てくださるようです。

正直、2年前くらいに書いた記事の内容は、今となっては自分でも覚えていなかったりするものもあり、また当時の自分の文章が拙いあまり、上手くMBAの内容など伝えられていない気もします。

 

もしどなたか受験生の方が見てくださっていましたら、ご参加頂けると嬉しいです。

 

MBA、楽しかったなぁ。。

写真は、昨年秋のアゴス説明会。コーネルMBAのアドミッション責任者のリンクトインより拝借しました。

MBA留学コーネルMBA

MBAからのライフシフト

2020-07-122020-07-12MBA留学, キャリアNo Comments
転職の合間の期間、平日は毎日ランチで友人たちに会いに行っていた。
 
今までのキャリアを振り返って幸運だったなと思うのは、私は年上の友人・先輩にとても恵まれていた。
 
最初の日系IT企業のほか、海外勤務時の大学の同窓会組織でお世話になった先輩など、日本に帰ってきてもなお、MBAや海外で挑戦してきた友人が沢山いるのは有難いことだと思う。
 
そして今でも付き合いのある方々はみんな、リスクを厭わずに新しい分野に飛び込む決断をしていて、普通のMBA卒の女性ではない人が多い。行動力のある人が好きだし相性がいいんだ、きっと。
 
 
*
以下、備忘録。
 
「前職から日系スタートアップへの転職で、給与は半額になったけれど、それでも全く違う分野に挑戦したかった。」
by スタンフォードMBA先輩
 
 
リスクを取ることって、多分こういうことだと思うんだ。転職先の決断に悩んでいた時、彼女の言葉でふっと目が醒めた気がした。
 
日系スタートアップは最近でこそ給与水準が上がってきたとはいえ、外資系企業などに比べるとまだまだ同水準とは言い難いのが現実。スタートアップへの転職時に「執行役員」とか「取締役」のような肩書付の場合でも、前職から大きく下げて転職しているという人は多い。
 
彼女は香港勤務時の大学同窓会の先輩で、思えばもう10年近くお世話になっている。昨年、もう何年も管理職を努めた大企業を退職されて、今では全く違う分野のスタートアップでご活躍されている。
 
彼女のキャリアの決断は傍から見たら、「だってあの人はスタンフォードMBAだから特別」のような見方をする人もいるかもしれない。けれども、本質はそうではない。
 
傍から見たら、決して見えないリスクの取り方、人生の優先順位の付け方を、思い描く人生を生きている人たちは、皆どこかで大胆に決断している。加えて、自分のキャリア・経歴が高く評価される居場所を探す努力をし続けることも重要である。
 
MBAだからこそ、MBAというプライド(特に給与面)を「手放す」決断が必要な時がある。
 
 
**
以下、備忘録その2。
 
「会社員としての年収は1000万円で、副業収入が500万円。トータル1500万円をめざす働き方でいいと思う。」
by 欧州MBA友人
 
 
彼女は昔の同僚で、今は日系スタートアップで執行役員とか事業部長をしている。前職のテック大手から日系企業に移る時、大幅に給与ダウンして、転職後も悩んでいた時期があったらしい。
 
時を経て、今は上記のように考えが変わったとのこと。
 
確かに、会社員としての自分の年収で、必ずしも1500万円くらいは欲しいとか、同世代のMBA卒の人たちと同じくらい稼がなきゃいけないとか、そんな他人との比較をしていたら、疲れてしまう。
 
だから、「会社員としての自分の年収は1000万円くらいで良し。もっとお金が欲しければ、副業で稼ぐようにすればいい」という風に、考えがシフトしていったんだって。
 
お金に捉われず、純粋に自分のやりたい仕事を選ぶという基準も、きっと大切である。
 
 
***
以上、悩んでいた時の備忘録シリーズでした。「ライフシフト」の代償は、時に給与面だったり、傍からは見えないリスクを負うことが必要になる。
 
また気が向いた時に更新します。
MBA留学キャリア

MBAの就職活動に見られる格差問題

2020-07-082020-07-08MBA留学, キャリアNo Comments

MBA卒業後の就職活動について、これから活動する人向け、あるいは転職を検討する人向けに情報発信をしていきたいと思います。

 

MBA卒業後、何となくコンサルティングファーム等に就職をして、いわゆる「平均的なMBAキャリア」を歩むよりも、よりユニークなキャリアを歩みたいと内心思っている人は、決して少なくはないと思う。

一方で、その「ユニークなキャリア」を歩むための切符をどのように手に入れたら良いのか、如何にしてオポチュニティ(それも、MBAの投資に見合った給与水準で)を掴めば良いかに悩む人が多い印象を受けている。

自分でオポチュニティを見つけようとする努力には手間暇かかるし、億劫になり、結局「平均的なMBAキャリア」へ流れてしまう人も多い気がする。

 

今回は、MBAの就職活動において特に気をつけたい格差問題について、論じます。

 

1.ジェンダー格差

特に女性が気をつけたいのは、ジェンダーによる給与格差・評価格差。

私がMBA卒業後の就職活動(東京)で日系大手企業の選考でオファーを頂いた時、提示された条件(給与・ジョブグレード)が想定していたよりも低いのでは?と思う事態があった。

その時点で、そのオファーを受諾する意思は既になかったものの、念の為、現役社員の知人から情報収集をすることにした。大学を卒業してから10年間一度も連絡を取っていなかった男友達、転職してから8年間一度も連絡していなかった古巣の先輩、などを当たってリンクトインやフェイスブックから連絡した。

ご無沙汰している友人達に連絡し、他人の給与レンジやジョブグレードについて聞きまわるなんて、なんて図々しい言動なのだろうかと思う。けれど、女性はそのくらいしてよいと思う。丁重に、そして真摯に依頼をすれば、協力してくれる人は意外に多い。

 

その結果、私が頂いたオファーは、同世代の男性よりも下のレベルのグレードのオファーであったと判明する。MBAはもはや一切評価されていなかったし、ジョブグレードを下げられた理由は、おそらく女性だから。(詳しく聞いたところ、女性の管理職が全くいない部門で、既存の女性社員のレベルに合わせてオファーを出したのだろうとのことだった。)

このように情報収集をしっかり行うことで、即断即決でオファー辞退を決断できるのは、大きい。

 

MBA在宅中にWomen In Leadershipのような授業があって、当時、教授から「女性はとにかく、男性のPeer Networkを作ることが重要」と口煩く言われていた。その言葉の意味が、経験をもって腑に落ちる体験であった。

 

しかし、入社する会社の選択を一歩間違えるだけで、今の時代でもなお「女性だから」という理由で評価を大きく下げられることがある。

他人を批判する意図ではないけれど、新卒でうっかりそのような日系大手に入社してしまい、昇進のチャンスなど得られないまま30代を迎える女性も、一定数いるように思う。そして、性差別を受けていること自体、本人たちは気が付かずに大企業のぬるま湯に浸かっていたりする・・・

日本社会って、おぞましい。

 

2.本社採用 vs. 現地採用格差

外資スタートアップ(特に、グローバルで数百人規模までのフェーズの会社)にありがちなのは、同程度のランクの学校でMBAを取得したとしても、本社採用の人に対し、現地採用の人の方がジョブグレード・タイトルが下になってしまうという事態である。

外資スタートアップと一口に言っても、グローバルで数千人規模の会社になると、人事評価制度がある程度統一されており、MBAとして高い評価をしてくれる会社は意外に多い。問題は、それ以前のフェーズのスタートアップを検討する時である。

 

*

私が転職活動中にオファーを受けた一社は、コロナ禍においても事業成長を遂げているUSのテクノロジースタートアップの日本支社ポジションだった。

待遇面では、MBA卒の東京勤務の人が最低限の目安にする金額(年収1200万円くらい?)を上回る金額ではあったし、悪くはないかなと思った。

 

しかしながら、オファーを頂いた後でリンクトインからUS本社勤務の社員の人へコンタクトし、情報収集をする中、US本社採用でのMBA基準より、ジョブグレードが2つほど下のレベルでの採用であったことが判明する。

そこで、オファー内容についてジョブグレードを上げて貰えるように交渉を試みるも、失敗。ジョブグレードを上げて貰えない理由は、「今回のオファーでグレードを上げてしまうと、既存社員(おそらく私と同年代で、下のレベルのジョブグレードで入社している人)との間に不平等感が生じてしまうため、無理」というものであった。

その後、2日間くらいかけて悩み、そのオファーを断る決断をした。

US本社採用の人との不平等感があるのが嫌というのもあったが、交渉時に「既存社員との不平等感が生じてしまうため、無理」と言われたことから、東京支社は日本人的な横並び志向の強いカルチャーであると推測。これは自分には合わないと感じたことが最大の理由だった。

 

こうした情報取集は、MBA卒の社員で自分と近い経験のキャリアの人を探してコンタクトをとった。リンクトインに記載している大学の卒業年度などを参考にしてメッセージを送信した。丁重な文面を作成して送信したところ、感覚値で返信率は95%くらいであった。

 

ちなみに、そろそろブログタイトルを変更するべきか検討中。。

このブログはもはやMBA留学ブログですらないし、今後はどこの学校出身かなど問わず、同じような境遇でこれから悩む方々へ向け、参考になる情報発信をしていきたいと考えています。

MBA留学キャリア

MBA卒業から一年(2)

2020-05-212020-07-06MBA留学, キャリア

最近驚いているのは、このブログへのアクセス数が意外に多いこと。暫く更新していなかったというのに。。

これからMBA留学を検討する人が読んでくれているのか、他校在校生の人が見てくれているのかは、謎であるものの、こんな拙いブログを読み続けてくださっている方がいることに感動しています。

 

MBA卒業後の進路について、参考にされたい方がいるかもしれないので、少し考えをまとめてみようと思う。

 

*

昨年5月にMBAを卒業した後、私は暫くニューヨークに残り、自分の事業を立ち上げようとしていた。

 

現地のスタートアップにコンタクトをとり、毎回、案件ごとに自分で交渉し、契約を結ぶことの繰り返しの日々で、手探り状態で事業立ち上げの醍醐味を感じていた。

それが半年くらい続いたある日、自分の中でInflection Point(変曲点)がふっと湧いてきたのをきっかけに、日本で会社勤めをする決断をした。色々あったけれど、ここでは詳細を割愛。

 

ビジネスに関して言うと、以前から想定していた事業やビジネスモデルではなく、もっと形を変えて、将来別の形でもう一度事業立ち上げに挑戦してみたいと思うようになった。

私の事業は、もともとコンサルティング型のビジネスモデルで、自分で起業するといっても、何かプロダクトを創る訳でもなければ、会社を急成長させて自らIPOまでを目標にしたいという訳でもなかった。

(もともとエンジニア出身ではなく、そもそも自分でプロダクトを開発することには、あまり興味がありませんでした。)

 

いわば労働集約型の業務をする中で、利益を大きく上げるには、人を雇って今すぐ事業拡大するしかなく、けれども、もう少しピボットして、将来別の形で機会改めて、事業立ち上げに挑戦しようと気持ちがシフトしていった。

それが、最終的には企業に就職しようという動機につながった。そして、東京勤務の外資スタートアップでのオファーを受諾する決断をした。

 

しかしながら、結論から言うと、私は就職してから半年経たずして、退職する決断をしていた。正直、このような展開は自分でも想像していなかった。

けれども、就職先の会社で勤務をする中で、新しく見つけたオポチュニティがあり、新しい目標やキャリアゴールがあった。このタイミングを、逃してはいけないのだと悟った。

半年前には見えていなかった視野に立ち、もう一度大きく決断してみようと、自分に約束をした。

 

*

この一年でとても大きな変化があり、その変化の一つ一つは、一年前にはとても想像できないものばかりだった。

昔、MBAに行こうと思い始めた20代半ばの頃は、MBAに行って卒業後もなお、こんなに勉強し続ける必要に駆られるなんて、想像していなかった。

昔の私は、ここまで勤勉ではなかった気がする。そもそも、当時は終電まで毎日働くような生活をしていて、勉強する時間などなかった気もする。

(今でも勤勉とか真面目とかではなく、単に要領が悪いから、時間をかけて勉強時間を割くことでカバーしているのが、正しいかもしれない・・・)

MBAに行くための受験勉強や留学中の勉強も大変だろうに、卒業後もここまで勉強し続ける必要があるなんて、当時の私は、想像していなかったように思う。

 

それでも、新しい決断をするにあたり、今は昔よりもずっと努力して、ずっと前向きに目標に向き合っている。そんな今の生活が、とても忙しいながらにして、結構居心地良かったりもする。。

 

*

そして休暇中、愛読しているのは、以下の本。

目標設定の仕方がとても参考になりました。目標設定におけるSMARTというフレームワークと、より長期的なゴールを上手く掛け合わせることで、相乗効果が増すという理論が印象的。

具体的な目標設定の仕方も参考になりました。

Smarter Faster Better: The Transformative Power of Real Productivity (English Edition)

 

MBA留学キャリア

MBA卒業から一年

2020-05-192020-07-06MBA留学, キャリア

hbr.org でふと目にした記事、5 Steps for Women to Combat Burnout で、自分の身に起きた出来事が描かれていると感じた。

 

MBA卒業からちょうど一年。私は仕事を頑張り過ぎていて、卒業から一年後の今は、疲れ切っていてバーンアウトし、休暇を過ごしていた(今、ここです)。

 

今年の年明けはUS出張に始まり、本当に慌ただしい日々が続いていた。US出張の後、立て続けにシドニー出張が入り、USからシドニーへの直行便の16時間のフライトだけが、とにかく苦しかったことだけ、記憶に残っている。。

※その他の記憶は残念ながら、一切なし。

 

思えば昔、二十代半ばくらいの頃には、世界中を飛び回って出張する働き方に憧れていた時期があった。しかしながら、いざ実現してみると思いのほか日程的にも体力的に苦しく、ただ憧れが幻想だったことを思い知る。

隣の芝生はいつまでも青く見え続けるものだと、そんなものだと思い知った。そんな日々であった。。

 

 

*

留学から帰ってきて日本で働いても、海外にいた頃や、それ以前の私とは何ら変わりなくって、今も空き時間を見つけては、読書することや勉強時間を確保することに貪欲で、今も昔も、変わらない日々を過ごしている気がしている。

 

未だに英語の勉強も続けているし、仕事で必要な英語力というのは、上を目指していたら際限ない。

それでも、日本で働いてみて感じたのは、所謂英語力が求められる外資系企業であっても、英語はあまり得意でない人(他のスキルや経験で勝負すると割り切っている人)も結構多いということ。

もし将来、ずっと会社員として働くと仮定するなら、そんなに勉強や読書に時間を割かなくても、もっとコスパの良い生き方・働き方もあるように思う。

そんな中、学び続けたいと思っていること自体、勉強すること自体がそもそも割と趣味であったことには、私は最近自分で気が付いたかも。

 

けれども最近つくづく思うのは、勉強し続けること、学び続けることって、時間もお金もかかるということ。たとえば、hbr.orgもWall Street Journalも、日本から登録すると金額が倍かかる。

日本の方が物価がずっと低いのに。アメリカの住所で登録したままにしておいて、良かった。

 

こういう海外サイトへの課金を継続するかどうか、こんな日々の些細な決断から、好きな人生を選び続けることのコミットメントが問われている気がする。

 

*

好きな事業を続けていくために、より大胆にリスクテイクをして、大きなことを成し遂げていくために、日々やるべきことを淡々と、まずは今ある習慣や日常を大切に過ごそうと思った。

そんな一年間だった。

MBA留学キャリア

Posts navigation

1 2 … 6

About me

Ayumi Suzuki

MBA @Cornell Tech→テクノロジー業界の片隅で細々と生きています。日本国内の#MeTooムーブメントを仕掛けること、30代女性のキャリアについて情報発信することを目標にしています。詳細プロフィールはこちらへ。

メルマガ購読



Link

  • note個人アカウント
  • digitalhavas.info (ブログ)

Contact

    Recent Posts

    • 目標
    • Noteで記事投稿をはじめました
    • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX
    • 私の好きなスコット・ギャロウェイ
    • 7つの習慣
    • ちょっとの丸暗記で外食レベルのごはんになる
    • ストレングスファインダー
    • 私の好きな勝間さん
    • PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則
    • OPTION B(オプションB)

    Categories

    • MBA受験
    • MBA留学
    • アントレプレナーシップ
    • キャリア
    • コーネル・テック
    • コーネルMBA
    • テック業界
    • ニューヨーク
    • プロダクトマネージャー
    • 料理
    • 日記
    • 海外就職
    • 渡米準備
    • 米国MBA
    • 自己紹介
    • 英語
    • 読書
    • 起業
    ©Copyright 2021 Dot. Battersea All Rights Reserved.